漢字検定協会の事件のその後

財団法人日本漢字能力検定協会の前理事長が逮捕された事件の後、漢字検定の受検希望者からの申し込みを受け付けている学習塾や書店では困惑が広がっているそうです。

 

事件後の漢字検定について、文科科学省が協会に示唆したという延期や中止が現実になったとしたなら、受検料を返還しなければならないなど事務の混乱が起こるのを心配する声が多い。また、日本漢字能力検定協会の儲けの片棒を担ぐのか、などと保護者からの批判を受けて受け付けを取りやめた学習塾もあったそうです。

 

協会は2年前に検定料金を下げましたが、値下げ後に文部科学省から引き下げ幅が不十分として、2度に渡って引き下げの指導を受けていました。しかし、この指導に対し大久保昇前理事長は「他の検定料金に比べでも高くない」という理由で値下げを一切しなかったといいます。

 

事件のその後、漢字検定の受験者が急激に減少し、信頼回復に努めてきた協会は2009年6月からの検定料金を級によって100円から500円の値下げをする事に決定しました。この値下げの影響で、検定事業は約11億円の赤字になるそうですが、コスト削減に努める事で対応していく方針との事です。

 

漢字検定を受検しようと考えていた方で、事件以来どうしようかと悩んでいた方には朗報かもしれません。信頼回復の面では、事件関係者は一掃され新しいメンバーで運営をしているそうです。文科科学省の目も光っていると思いますので、同じ様な事件は今後起こらないと言えるのではないでしょうか。